ルミエルド談話室~閑話、まるぴーの1人遊び~ |ブログ|LUMIERED

blog.

ルミエルド談話室~閑話、まるぴーの1人遊び~

こんにちは!
ルミエルドです!
8月1日になると毎年「ぼくのなつやすみ」をリアルタイムでプレイしようと思っている〈まるぴー〉がお送りします。
ぼくのなつやすみは2が名作だけど4も捨てがたい・・・。そもそも、PSPが起動するかどうかが1番の難関。

今回のブログは、本当に閑話なので肩の力を抜いて暇なときにでも読んでください。
いや、本当に。本当に暇な時に。


某日の一人旅。
新宿から凪野市へ。
幼い頃に父親に連れられ山登りをした際に、来た事があるような…。
ソフトクリームを帰り道に食べて帰った思い出がある場所。それが凪野市。
言ってしまえば、それ以上の情報はないレベルの場所だ。

今回のスケジュールはこんな感じ。

まずは、「東凪野フィッシングセンター」。
魚は釣れて楽しいし、「食堂やまびこ」のご飯が美味しいと食べログの先人方がコソコソと書いていたので行ってみたい。

次は、「旧清原邸」。
調べていたら出てきた写真が綺麗だった事で行きたいなと。
紅葉が床に写り込んだ写真だった。夏だからその光景は見れないけど。
あと、明治の文豪でもある辻堂光邦(つじどうみつくに)の生前過ごした家だとか。
あー、あの人ね。知ってる、知ってる。読んだことないけど。知ってる。いいともに出てたの見た気がする。

自分の体力的に、ここが限界のラインだ。帰りの体力を考えると、むしろギリギリぐらいか。
自分の体力の無さが嘆かわしい。
Youtubeの痩せるダンスでも踊ろうかしら。痩せるし。

さて、こんなふわっとした旅のしおり、修学旅行生もびっくりだろう。
私もびっくりだ。けど、頭の中では上手くいってる自分が目に浮かぶ。
ほら、あんなに楽しんでる。

いける。


さて、そんなこんなで当日の朝。

当然のように寝坊し、全ての予定が予定時間より30分ほど遅れていた。
大丈夫だ。焦る時間じゃぁない。

東凪野フィッシングセンターに着く頃には、もうお昼時だった。
夏休みに入ったばかりのちびっ子達や「釣れるかなぁ」と話すカップルが目立つ。
なんとなく、ぼっちは居づらい。ちょっと帰りたくなってきた。
「うわー、1人で来てる(笑)」とか言われた日には、涙目で帰るだろう。走って。

ちらほらと肩身の狭そうな釣り上級者のおっちゃんが見えるのが、唯一の救いだ。
心が救われる。
そうだ。私は釣り上級者なんだ。だから1人で来ているんだ。大丈夫。この心構えで行こう。
彼らが味方だ。心強じゃないか。

あ、上級者用の釣り場が少し離れた場所に・・・。
へー。
あー、そうなんですねー。
へー…。

涙目になった。


さて、肩身がせまいのは最初だけで途中からは空腹が勝った。
さっと釣って、さっさと食堂に行こう。
お腹が空いた。寝坊したので、朝ごはんは食べていない。
贅沢な遅い朝ごはんだ。

川の前にいるカップルはブドウ虫が掴めないとかぬかしている。
何しに来たんだか・・・。
ブドウ虫1匹掴めずに釣りとは片腹痛い。

ところで、ちびっこ達よ。
ちょっとブドウ虫を釣り針に付けてはくれないだろうか。
虫が苦手なわけではないんだ。
ただ、今日のアンラッキーアイテムがブドウ虫なんだ。
いや、本当に。





約20分(体感時間約1時間)のブドウ虫との格闘を経て釣り糸は垂らしたものの存外釣れなかった。
入れたらすぐにかかる物と思い込んでいた。
ニジマスを少しなめていたようだ。
5歳から釣れると謳っていたが、それは間違いだ。
そうだ。忘れていた。彼らは歴戦の戦士だった。
何千何万もの釣り針から逃れた戦士だ。
こんなに甘い考えの私なんかの針にかかるバカなニジマスはいないだろう。
釣れた。割とすぐに、釣れた。看板に偽りはなかった。





ニジマスの塩焼きとおむすびお味噌汁セットは美味しかった。

お腹も一杯になり、次の場所へ。


フィッシングセンター前からバスで20分ほどの場所があるのが次の目的地「旧清原邸」。
建物自体は江戸時代後期に建てられたお屋敷で、住んでいたのは豪商だった清原さんご一家。
明治期に辻堂さんが移り住み少し改装。母屋と辻堂さんの書斎とがつながってお仕事がしやすくなった。
また同時期に養蚕場として建てられた別棟と、最近蔵を改装して作られた有機野菜カレーが名物の小さなレストランが敷地内にある。

って、パンフレットに書いてあった。
こういった場所に来ると、なんとなく「自分の家ですよ。上がっていってください。」みたいな気分になるのはなんでだろうか。
私の実家は普通の家だ。まぁ、家が商家だと言う事と瓦の屋根ぐらいしか合っている点はないのに。


さて、書斎は当時を模したようになっており机の上には原稿用紙と鉛筆等々の文房具が綺麗に置かれている。
もっと乱雑に置いておいたほうが、当時を再現できるのでは?散らばるケシカスと、参考文献云々とか。
是非とも、旧清原邸の管理人は前向きに検討してほしい。

この書斎、上がる事はできず外から中を見る形の展示方法となっていた。
さながら、原稿の進捗を聞きに来たが締め切りに間に合わず辻堂先生に逃げられた、新米担当の気分を味わえる。(それか、ストーカー気味のファンの気分。)

とはいえ、この書斎とても過ごしやすそうで羨ましい。母屋の和室とは異なり、フローリングのレトロな洋室。
歪んだガラスの掃き出し窓になっているため、疲れたら0秒で逃げ出せる。

となりのトトロに出てくる、お父さんの書斎を思い出していただければ幸いだ。まさにそんな感じ。
私もこんな所で仕事がでたらきっと生産性が上がる気がする。

是非とも、前向きに検討してもらいたい。


文豪に想いを馳せた午後のひと時を過ごした後、体力がやはり底をつきかけた。
予定より少し早い。

凪野駅の前にあった、DOUTORでホットドッグと沖縄黒糖ラテで体力を回復。
黒糖ってつくものは本当、全部美味しくみえるね。なんだろうね。
鎌倉ってついたら何でも美味しそうに見える、魔法の言葉みたいね。
鎌倉野菜。鎌倉ベーコン。鎌倉コーヒー。
黒糖饅頭。黒糖ソフトクリーム。黒糖・・・。思ったより出てこなかった。

エネルギーもとい、カロリーの補給後帰宅。
とりあえず、Youtubeの痩せるダンスを踊って身体を鍛えよう。
そうしよう。




ところで、最近ハマっていることがあるんです。
それは、架空の街を作って旅する妄想をすることです。

暗くない。暗くない。
暑くて部屋から出られないだけ。

クーラーの効いた部屋で、食べるガリガリ君が美味しすぎるだけ。

閑話休題!

 

休日は一歩も部屋から出ない、まるぴーでした!

それでは、また次回!